ISO26000の生かし方
・中小企業にとってのISO26000
用語の定義集のなかで、「中小規模の組織 SMO(small and medium-sized organizations)」と定義された組織にあたります。ISO26000は企業だけが対象ではないので、組織となっています。ボックス3という解説的な欄に「ISO26000と中小規模の組織(SMO)」という文章がありますので、以下に見てみます。・中小企業の特徴
・中小企業の特徴 中小企業が社会的責任を導入するについて、以下の特徴があるとしています。1.実用的、単純かつ費用効果の高い行動で行うことができる。
2.柔軟性があり、革新的である可能性が高い
3.地元コミュニティと密接なつながりがある
4.経営陣が直接的に影響力を行使できる
5.全てを即座に改善することは不可能な場合があり、選択し、優先課題を設定することが必要な場合がある
・社会的責任実施のポイント
1.内部管理、ステークホルダーへの報告などが柔軟で形式ばらないものであることを考慮する。ただし、適切なレベルの透明性は必要2.7つの中核主題の見直し、課題設定の際に自社の状況等を考慮する。又、全ての課題に対処しようとしない
3.持続可能な開発にとって最大の重要性のある課題及び影響に焦点を合わせる。ポイントを絞る。
4.自社の性質・ニーズに合った実用的な指針及びプログラムを作成する
5.同業者及び業界団体と共同で行動する
つまり、人材や資金に限りがある中小企業にとって、欲張りすぎないで、しかし重要な項目にポイントを絞って、形式ばらずに活動することが大事だと思います。