除籍簿とは?

ある戸籍簿が使われなくなった場合、それを除籍簿と呼びます。

使われなくなる理由としては、戸籍に記載されている人が死亡や婚姻などで全員いなくなった場合や、全員が他に転籍した場合が多い。

戸籍に載っている一人が死亡や婚姻で除かれる場合も「除籍」と呼ぶが、除籍簿は戸籍に載っている全員が除かれたものを言います。

戦前は、戸主が死んだり隠居したりすると、その戸籍は除籍となり、家督相続などで新たな人が戸主となった戸籍が作られました。

戦後の戸籍は、戸籍筆頭者が死んでも、家族が一人でもその戸籍に残っていると、その戸籍は除籍になりません。

父親が亡くなった時に、「親父の除籍謄本を取ってくる」という人がいますが、奥さんが健在でしたら、正しくは「親父の戸籍謄本をとってくる」です。


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