戸籍とは?

戸籍とは、相続関係を証明できる唯一の公文書です。

戸籍法に定めがあり、日本国籍をもっている人に関して、出生・親子関係・養子関係・婚姻・離婚・死亡など身分に関する証明をするための文書です。

従って日本国籍を証するパスポートを申請する時は、必ず申請人の戸籍謄本か抄本が必要になるわけです。

日本国籍を持っている人が亡くなった場合の財産や負債を相続できる人は民法882条~959条に定めがあり(法定相続人といいます)、亡くなった人(被相続人と呼びます)と相続する権利のある人(相続人と呼びます)の関係を証明できるのが、戸籍なのです。

戸籍は本籍地を管轄する市区町村が管理しています。本籍地は、今現在住んでいて住民登録している住所地と一致している必要は無いので、東京駅前でも富士山の頂上でも置くことができます。

相続人を特定するため、戸籍謄本を請求する時は、本籍地のある市区町村に行くか、郵便で請求します。

本籍地は昔の本家の所在地などにずっと置きっぱなしの場合もありますが、私が戸籍を取った方の中に、一生の間に20か所転籍された方がいました。引っ越ししなくても転籍はできますが、この方は引っ越しもされたようです。引っ越しが趣味だったのでしょうが、相続手続きをする遺族は大変です。


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